淡墨桜


淡墨桜に想う 〜千年を越えて受け継がれる想いと、行政書士という仕事〜

岐阜県本巣市の静かな山あいに、春の訪れとともにそっと咲く一本の桜――
それが、「淡墨桜(うすずみざくら)」です。

春の光の中で、見事に咲き誇る姿を見に行ってきました。

樹齢1500年を超えると言われ、日本三大桜に数えられるこの桜は、蕾は薄紅色、満開時は白色、そして散り際に淡い墨色へと変化します。命の儚さと、その中にある強さを教えてくれる古木です。

■ 歴史をつなぐ、想いをつなぐ

淡墨桜は、何度も枯死の危機を迎えながらも、多くの人の手によって守られてきました。
昭和中期には「淡墨桜を救おう」という運動が全国に広がり、全国から集まった寄付で蘇生の手当てがなされたと聞きます。

その背景にあるのは、「後の世代にも残したい」という強い想いです。

行政書士として日々ご相談を受けている中で感じるのも、やはり同じ“想いの継承”です。
遺言や相続、会社設立や契約書の作成――
それぞれの手続きの背後には、家族や事業に込められた真摯な想いがあります。

■ 手続きの先にあるものを大切にしたい

行政書士は「手続きの書類をつくる人」と思われがちです。
けれど、行政書士の本当の使命は「想いを形にすること」だと私は考えています。

● ご両親からお子さんへ
● 事業の創業者から次世代へ
● 外国人の方が新たに日本で暮らすための一歩

一つひとつのご相談の中に、その方の人生と、未来への願いがあるのです。

■ 淡墨桜のように

千年の時を超えて人々に感動を与え続ける淡墨桜のように、
誰かの想いが、次の世代へと受け継がれていくお手伝いができればと願っています。

もし、
「そろそろ将来のことを考えたい」
「でも、どこから始めればいいのか迷っている」
そんなお気持ちが少しでも芽生えたら、どうぞお気軽にご相談ください。

春の桜のように、そっと心に寄り添いながら、穏やかな一歩を踏み出すお手伝いができれば嬉しいです。


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