AP通信で面白い事件が報道されていましたので、ご紹介します。
■ 鳥が魚を落としたら…火事になった!?
まるでコントのような出来事が、2025年7月30日のカナダで実際に起こりました。
場所はブリティッシュコロンビア州のアシュクロフトという町。
その日、オスプレイ(ミサゴ)という猛禽類が、大きな魚を掴んで空を飛んでいました。ところが、どうやら暑さや疲れでポロリとその魚を落としてしまったようです。
…で、何が起きたかというと、
その魚が電線にドン!とぶつかってバチッ!と火花が散って燃え、乾燥した草の上に落下して引火!
ちょっとした山火事になってしまったのです。
■ 消火には1万リットル以上の水!
火はすぐに発見され、消防隊が出動して無事に消火されましたが、
燃え広がったのは約0.5ヘクタール(東京ドームの10分の1くらい)。
消火には、水を4800ガロン(1万8千リットル)使ったそうです。
さらに、一部地域では一時停電も発生し1500人以上が影響を受けました。
もう、魚にとっても町にとってもとんだ災難ですね…。
■ 鳥のせい?魚のせい?それとも…?
今回の火事、自然が引き起こしたとはいえ、よくよく考えるとけっこうこわい話です。
人間が設置した電線や変圧器って、ちょっとした接触でもスパークするんですね。
鳥や小動物が原因で停電になることも、日本でもちょこちょこ起きています。
■ 日本でも油断はできないかも?
実は日本でも、カラスがハンガーで巣を作って感電事故が起きたり、
猫が変圧器に入り込んで停電になったりした例があります。
「まさか魚が落ちてくることはないでしょ〜」と思いがちですが、
何が起こるか分からないのが自然です。
■ まとめ:自然と人間、共存ってむずかしい!
今回のカナダの一件は、「動物が原因で火災や停電が起きることもある」ということを教えてくれました。
自然と共に生きるって、予想外のことにも備える必要があるんですね。
私たちも、身の回りの危険にはちょっとだけ注意を向けていきたいところ。
例えば、ベランダや庭に電線が近い場合は、鳥の巣や落ち葉にも気をつけてくださいね!
「自然は時にユーモラス。でも油断は禁物」
そんな教訓をくれた、空からの落とし物事件でした。